2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[1G08-12] 混相流

2023年9月6日(水) 14:45 〜 16:10 G会場 (ES総合館2F ES021)

座長:斎藤 海希(電中研)

15:00 〜 15:15

[1G09] BWR旋回羽付きスペーサのランオフ効果による液滴挙動の可視観察

*大川 理一郎1、古谷 正裕1、新井 崇洋1、飯山 継正1 (1. 電中研)

キーワード:スペーサ、旋回羽、BWR燃料集合体、液滴付着、沸騰遷移

BWR燃料集合体の冷却材は、支持部材であるスペーサの影響を受け、その下流域において燃料棒表面への液滴付着を促進して伝熱を高める効果を有している。 その効果には、スペーサにより気相流を通じて追随する液滴に影響を及ぼす乱流促進効果や、スペーサ表面に形成された液膜が上端で液滴として離脱するランオフ効果が考えられている。 本研究は旋回羽付きスペーサを対象としてランオフ効果に着目し、 模擬スペーサ上端から離脱する液滴が下流域において模擬燃料棒表面へ付着する挙動を可視化すると共に、その付着分布・頻度を計測した。