[1G08-12] 混相流

[1G11] 急収縮ノズルから流出する液噴流の流動様式と分裂挙動に関する研究

*孫 国富¹、大川 富雄¹、青柳 光裕²、内堀 昭寛²、岡野 靖² (1. 電通大、2. JAEA)

キーワード：単相噴流、急収縮ノズル、流動様式、分裂長さ、渦離脱、ヒステリシス

液体ナトリウムがSFRの二次冷却系の配管から漏洩する場合、液噴流が床などの固体面に衝突して飛散液滴が跳ね、ナトリウムの比表面積を急増させることで漏洩事故による火事の規模を上げる。飛散液滴の発生量とサイズは衝突瞬間の液噴流状態に依存する。本研究では急収縮ノズルを設計して、実際に存在可能な破損口を再現した上で、急収縮ノズルから流出する液噴流の流動様式および分裂挙動を観察して、分裂長さを計測した。実験結果により、従来の緩め収縮ノズルと比べて、ノズル内部の急収縮構造に生じる渦は噴流の流動様式を決定して、特定流速域で噴流の分裂を左右する。