2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 302-1 新型炉システム

[1H01-07] 原子炉構造レジリエンス

2023年9月6日(水) 10:00 〜 11:55 H会場 (ES総合館2F ES022)

座長:淀 忠勝(MHI)

10:30 〜 10:45

[1H03] 原子炉構造レジリエンスを向上させる破損の拡大抑制技術の開発

(25)輻射と自然対流による受動的冷却に関する基礎研究

ラライゾン マクサンス2、鳴海 健介1、佐藤 拓哉1、*笠原 直人1 (1. 東京大学、2. エコールポリテクニック,仏国)

キーワード:崩壊熱、受動的冷却、輻射、対流、伝熱解析

福島第一原子力発電所の事故は、設計想定を超えた事象(BDBE)への対策の必要性を示しています。私たちの研究は、BDBE の場合の次世代高速炉の受動的冷却に焦点を当てています。電源喪失事故では、たとえ核分裂反応が停止したとしても崩壊熱を除去する必要があります。この研究の目的は、受動的冷却だけで炉心から十分な熱を取り出し、炉心溶融を防ぐことができるかどうかを理解することです。 FEM モデルは、原子炉から外気への熱伝達のパラメトリック研究を行うために使用されています。この研究は、輻射と自然対流による受動的冷却が崩壊熱を冷やすのに効果的であることを示しています。