[1I01-03] 固定磁場強収束(FFA)加速器

[1I03] 中エネルギー領域のFFA-ERIT中性子源の内部標的に関する研究

*石橋 一心¹、米村 祐次郎¹、有馬 秀彦¹、足立 恭介¹、髙松 恒輝¹、堂本 剛秀¹、宇山 真一朗¹、池田 伸夫¹、森 義治² (1. 九大、2. 京大)

キーワード：FFA、ERIT、中性子源、内部標的

中間エネルギー領域の一次ビームを用いる加速器中性子源は中性子生成量の増加やエネルギースペクトル範囲の観点から広い応用範囲を有することが知られている。中間エネルギー領域の加速器中性子源としてエミッタンス回復内部標的（ERIT）方式を固定磁場強集束（FFA）加速器に適用したFFA-ERIT中性子源は有力な選択肢の一つである。中性子生成量やエネルギースペクトルに対する要求は応用分野によって異なるため、FFA-ERIT中性子源の一次ビームエネルギーと内部標的の種類を定める基礎設計の段階で中性子生成量とエネルギースペクトルを得るための取り扱いが容易な中性子シミュレーション手法が求められている。本発表では、基礎設計の効率化のために多重散乱などビームと内部標的との相互作用に理論式を用いたシミュレーションコード開発の現状について報告する。