2023年秋の大会

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VII. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[1J01-10] 被ばくの管理

2023年9月6日(水) 14:45 〜 17:25 J会場 (ES総合館2F ES025)

座長:廣内 淳(JAEA)

14:45 〜 15:00

[1J01] 除染作業に伴う作業員の被ばく管理

(1) 被ばくトレーサビリティシステムの開発

*時吉 正憲1、西山 恭平1、田中 大輔2、長峰 春夫1、萩原 純一1 (1. 大成建設、2. インフォキューブLAFLA)

キーワード:スマートフォン接続、無線通信、IoT線量計、リアルタイム、外部被ばく、位置情報

除染作業等の放射性物質を取り扱う場合は,作業員への放射線管理や被ばく低減対策が求められる。しかし,これまで,1日の被ばく線量のみで管理していたため、作業環境・作業内容に応じた効果的な被ばく対策を講じることが困難であった。そこで、先行研究では、線量計をスマートフォンと連動させることで線量と位置情報をリアルタイムに把握できるシステムを開発した。その後の研究において、有線接続トラブルの解決と、ユーザビリティの向上を行うため、線量の無線通信、スマートウォッチへの線量表示、バッテリーの大容量化を可能とする線量計を開発した。今後は、コンパクト化・軽量化を図ることで、作業員の詳細な被ばく管理への適用が期待される。