2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

VI. 核融合工学 » 601-3 トリチウム工学(燃料回収・精製,計測,同位体効果,安全取扱い)

[1L04-07] 分離・回収プロセス

2023年9月6日(水) 10:50 〜 12:00 L会場 (ES総合館3F ES033)

座長:枝尾 祐希(QST)

11:35 〜 11:50

[1L07] クロマトグラフィー法を用いたリチウム同位体濃縮に対する各種溶離剤の添加効果

*立花 優1、Kalak Tomasz2、田中 将裕3 (1. 長岡技科大、2. Poznan University of Economics and Business、3. 核融合研)

キーワード:リチウム、同位体濃縮、クロマトグラフィー、陽イオン交換反応、溶離液、酢酸塩

二次電池の正極材料、陶器やガラスの添加剤としても活用されているLiの需要は今後10年で供給を上回る可能性がある。リサイクル技術の本格的な社会実装にもしばらく時間を要する。つまり、Li鉱山や塩湖由来のLi-6(埋蔵量: 645万トン)のみでは、DT反応を用いた核融合炉の長期的な運転は難しい。しかしながら、海水からLi(埋蔵量(Li-6換算): 173億トン)をはじめとする核融合炉関連材料を同時回収できれば、長期にわたる核融合炉の運転が可能となる。これまでに開発した吸着剤を用いて海水中のLiとVをほぼ全量回収できることを示してきた。しかしながら、回収したLiは高濃度のLi-7を含むため同位体分離が必要となる。有力な手法として陽イオン交換クロマトグラフィー法を用いたLi同位体分離技術があるが、分離したLi-6にK溶離剤が混入する欠点を持つ。そこで、本研究では、MgとCa溶離剤を用いてLi-6の単離を試みた。

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