2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[1M08-10] 解析手法開発

2023年9月6日(水) 14:45 〜 15:35 M会場 (ES総合館3F ES034)

座長:鈴木 求(電中研)

14:45 〜 15:00

[1M08] 解析的な衝突確率法に基づく粒子輸送計算手法の開発(2)

3次元問題への適用

*松村 哲夫1、亀山 高範1 (1. 東海大)

キーワード:衝突確率、輸送計算、3次元、領域間距離

解析的衝突確率法に基づく新しい粒子輸送計算手法を3次元問題に適用した。2次元で可能な解析的な手法を3次元に拡張するため、ゼロ断面積の単位体積メッシュ間の衝突確率表を数値計算で用意し、領域間の衝突確率はこれを組み合わせて計算する。領域間の断面積による減衰効果は、領域間の平均距離を用いる計算では精度が不充分なため、平均距離および平均距離の自乗から仮想的な2つの平均距離を用いる計算で近似する。OECD/NEAのボイド領域のある3次元輸送ベンチマーク問題を、粗い領域の設定でも実用な精度と時間で解析できた。