5:10 PM - 5:25 PM
[1O18] Development of offshore floating nuclear power
(4) Preliminary estimation of passive cooling system for OFNP
Keywords:Offshore floating nuclear power, Passive Cooling System, RELAP5, NEXIP, COCN
本研究では,産業競争力懇談会(COCN)「浮体式原子力発電プロジェクト」等にて提案された海水による凝縮管を利用した静的格納容器冷却システムについて,熱交換器・プールの大きさ・配置高さなどの仕様を,揺動や傾斜も考慮しながら定量的に概略評価可能な数値解析手法について検討し,課題を抽出する。従来,船や潜水艦など揺動場における炉型はPWRが主であるが,COCNでは運用実績があり格納容器の小型化が可能なBWR(出力60万kW級のABWR)を浮体式原子力発電として採用した際の工学的課題や設置許可に向けて今後必要となる実験・解析計画について検討が進められた。本研究においてもBWRにおける静的冷却システムを対象とし、RELAP5解析を通じて、水平時における徐熱量および傾斜時(1万年に一度の頻度の嵐による傾き(8.4°)よりもさらに厳しい条件(10°))における伝熱特性の変化を報告する。