2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 502-1 原子炉材料,環境劣化,照射効果,評価・分析技術

[2A01-02] 分析技術

2023年9月7日(木) 09:30 〜 10:05 A会場 (IB電子情報館1F IB013)

座長:宇留賀 和義(電中研)

09:30 〜 09:45

[2A01] Cs化合物のラマンスペクトル評価

*鈴木 知史1 (1. JAEA)

キーワード:ラマンスペクトル、Cs化合物、DFT計算、格子振動計算

軽水炉過酷事故(SA)における核分裂生成物(FP)の挙動として、Cs化合物の形成が示されてきた。このようなCs化合物の評価の一環として、ラマン分光法が用いられてきた。ラマン分光法は、物質の組成 、配向、結晶構造、結晶の完全性(欠陥)等の情報が得られるが、特に物質の局所部分の評価には有効である。しかしながら、このようなCs化合物のラマンスペクトルの評価に関して、理論面からの評価は進んでいない。そこで、Cs化合物のラマンスペクトルに関して、DFT計算を用いた評価手法を構築する。その第一段階として、これまでに測定されたCs化合物のラマンスペクトルの計算を実施した。