2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 504-3 燃料再処理

[2B09-11] 乾式再処理

2023年9月7日(木) 14:45 〜 15:35 B会場 (IB電子情報館1F IB014)

座長:関口 裕真(電中研)

15:00 〜 15:15

[2B10] 金属燃料サイクルの国内導入に向けたインターフェース技術の開発

(1)溶融塩電解還元法における分極曲線測定に基づく金属酸化物の還元特性

*佐賀 要1、渡邉 大輔2、中原 宏尊2 (1. 日立製作所、2. 日立GE)

キーワード:溶融塩電解、分極曲線、金属転換、金属燃料

金属燃料高速炉PRISMの国内導入のため、酸化物燃料を金属に転換する技術を開発している。転換技術である溶融塩電解法は、酸化物燃料を電解還元することで金属を得る。還元の際、副生成物であるLi2Oが発生し、電極電位を変化させることが報告されており、酸化物燃料の還元反応が阻害される懸念がある。そこで本研究では、Li2O濃度が酸化物燃料の還元速度と還元効率に及ぼす影響を試験で評価している。本報告では、模擬酸化物を用いて、Li2O濃度によるLi電析反応と酸化物還元反応の分極曲線を取得し、Li2Oの発生を抑制する電解還元条件を検討した結果を報告する。