2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 504-3 燃料再処理

[2B12-14] 湿式分離

2023年9月7日(木) 15:35 〜 16:25 B会場 (IB電子情報館1F IB014)

座長:坂村 義治(電中研)

16:05 〜 16:20

[2B14] 酸性ジアミド抽出剤のマイナーアクチノイド及び希土類元素に対する抽出特性

*中村 聡志1、鈴木 英哉1、石井 翔1、江森 達也1、黒澤 達也1、柴田 光敦1、下条 晃司郎1、伴 康俊1 (1. JAEA)

キーワード:溶媒抽出、マイナーアクチノイド、アメリシウム、キュリウム、B-TONAADA、分離変換、SELECTプロセス、MA分離

日本原子力研究開発機構では、高レベル放射性廃棄物の減容・有害度低減に向け、高レベル放射性廃液からマイナーアクチノイド(MA)を回収する「SELECTプロセス」(Solvent Extraction from Liquid-waste using Extractants of CHON-type for Transmutation)の開発を行っている。本研究では、SELECTプロセスにおけるMA/希土類元素(RE)分離の効率化を目指し、酸性ジアミド抽出剤Branched-TetraOctylNitriloAceticAcidDiAmide(B-TONAADA)の適用性を検討した。抽出試験の結果、硝酸濃度によってランタノイドパターンが変化する特異的な抽出挙動を示すとともに、広い硝酸濃度領域でREよりもMAの分配比が大きくなることが明らかとなった。