2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 501-2 核燃料とその照射挙動

[2C08-09] 燃料技術開発

2023年9月7日(木) 11:25 〜 12:00 C会場 (IB電子情報館1F IB015)

座長:松浦 敬三(福井工大)

11:40 〜 11:55

[2C09] 効果的なPu利用や使用済燃料削減に向けた軽水炉MOX燃料の高度化に関する研究

*永沼 正行1、生澤 佳久1、周治 愛之1、鈴木 紀一1 (1. JAEA)

キーワード:MOX燃料、軽水炉、PWR、プルトニウム利用、使用済燃料削減、ガドリニウム含有燃料

軽水炉MOX燃料の高度化に向けた一つの研究として、既存炉で効果的なプルトニウム利用や使用済燃料の削減に貢献できる燃料概念の検討を行った。本検討では、その目的に資するため、PWRを対象に現行のMOX燃料の指針の範囲で集合体中のPu装荷量増加の可能性を有する燃料候補概念を抽出し、その特性について比較評価を行った。結果として、ガドリニウム含有UO2燃料ピンを集合体コーナーに配置し集合体内出力ピーキング・反応度を調整するタイプの燃料が有望である見通しが得られたので、プルトニウム利用や使用済燃料の削減への影響について報告する。