2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 501-2 核燃料とその照射挙動

[2C16-20] 事故耐性燃料

2023年9月7日(木) 16:20 〜 17:40 C会場 (IB電子情報館1F IB015)

座長:加藤 正人(JAEA)

17:20 〜 17:35

[2C20] 事故時燃料挙動解析コードRANNSの開発

Crコーティング事故耐性燃料被覆管の高温酸化挙動評価への対応

*谷口 良徳1、宇田川 豊1 (1. JAEA)

キーワード:事故耐性燃料、燃料挙動解析コード、LOCA、高温酸化、Crコーティング、B-DBA、FEMAXI

事故耐性燃料の一つであるCrコーティング被覆管は、非コーティング材に比べ高い高温酸化耐性を示す一方、保護効果には限界があり、シビアアクシデント(SA)を含む過酷な条件での挙動を適切に把握できる評価手法の確立が望まれる。従来設計燃料の照射試験等で蓄積された知見の集約と、開発研究の進展が著しい事故耐性燃料の挙動評価への対応を両立し、通常運転時からSA時までをカバー可能な共通解析基盤の構築に向け、JAEAでは、燃料挙動解析コードFEMAXIの事故解析版となるRANNSの開発を進めている。本報では、LOCA解析ツールとしての開発方針、Crコーティング被覆管の高温酸化挙動を扱うために最近実施したCr層侵食モデル導入や解析体系の自動再構成機能の改良について述べるとともに、高温酸化試験の試解析結果に基づき、Cr層の保護効果消失とその後Cr層内側で生じるジルコニア層の成長挙動を模擬できることを示す。

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