[2D01-04] Modeling Technology

[2D02] Development of coupled THC model for re-saturation processes using in-situ test data

*Yusaku Takubo¹, Yusuke Takayama², Andres Idiart³, Naruhisa Toya⁴, Keisuke Ishida¹, Kiyoshi Fujisaki¹ (1. NUMO, 2. JAEA, 3. AMPHOS 21, 4. OBAYASHI)

Keywords:Coupled THC analysis, Re-saturation process, Geological disposal

地層処分の安全評価において処分場の状態を現実的に設定するためには、処分環境で生じる熱－水－応力－化学（THMC）の連成現象による場の変化を評価することが必要である。処分場設計では、緩衝材の熱変質による安全機能の低下を防ぐため、緩衝材の温度を100℃未満に抑えることが設計要件となっているものの、人工バリア設置に関する隙間の充填状態の不均一性などにより緩衝材の温度が100℃を超える可能性がある。そのため、温度環境が100℃を超える状態も評価可能なTHMC連成解析モデルの開発を実施している。モデル開発にあたっては、複雑な連成現象を着実にモデル化するために100℃以下のTH連成解析から扱うプロセスを徐々に拡張する開発アプローチを採用している。本発表では、原位置試験データを利用したTH/THC連成解析モデルの妥当性確認の試行結果について報告する。