2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-2 放射性廃棄物処分と環境

[2D05-10] TRU廃棄物1

2023年9月7日(木) 10:35 〜 12:10 D会場 (IB電子情報館2F 大講義室)

座長:石橋 正祐紀(鹿島建設)

11:20 〜 11:35

[2D08] 地層処分における照射済みエンドピースからの核種放出挙動評価

(5) 加速器質量分析法を用いたC-14放出率の実験的評価

*手塚 直希1、菅沼 宏章1、木野 健一郎1、谷内 俊範2、坂下 章2、松崎 浩之3、植田 浩義4、桜木 智史4 (1. NDC、2. MHI、3. 東大、4. 原環セ)

キーワード:TRU廃棄物、地層処分、ハル・エンドピース、C-14、加速器質量分析(AMS)

TRU廃棄物処分の安全評価において、廃棄物からのC-14の放出挙動の把握は重要な課題である。特に本研究で扱うエンドピース等の金属廃棄物は、放射能濃度が高いことから実験に使用可能な試料量が限定される。これに加えて、C-14の溶出速度は緩やかであるため、従来の放射線測定によるアプローチでは測定感度が十分ではないことから、C-14の放出率に関する実測データの取得が困難であった。本研究では加速器質量分析法を用いることで、実験環境においてエンドピース試験片から放出された極微量C-14の定量分析を実施した。