2023年秋の大会

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V. 核燃料サイクルと材料 » 505-2 放射性廃棄物処分と環境

[2D11-15] TRU廃棄物2

2023年9月7日(木) 14:45 〜 16:05 D会場 (IB電子情報館2F 大講義室)

座長:尾上 博則(NUMO)

15:15 〜 15:30

[2D13] TRU廃棄物処分における廃棄体由来の発生ガスに関する現象解析モデルの妥当性検討

(1) TRU廃棄体由来の発生ガス影響評価 に係る研究の全体概要

*八木 翼1、神德 敬1、藤井 直樹1、大和田 仁1 (1. 原環セ)

キーワード:TRU廃棄物、ガス移行、人工バリア

TRU廃棄物には、天然バリアに対する収着性に乏しい放射性のヨウ素や炭素などが含有される点、多様な形態の廃棄体があることに起因する水の放射線分解や金属の腐食等によるガスの発生、有機物と硝酸塩の混在による影響など、高レベル放射性廃棄物とは異なる特徴がある。そのうち、ガスの発生に伴う処分場への影響が懸念される事項として、緩衝材等の変形等による人工バリアの力学安定性低下や施設内汚染水の押出しによる核種移行の加速等が挙げられる。そのため、水理-力学連成を考慮したガス移行評価モデルを構築し、ガス発生量評価や核種移行評価と連携させ、処分場における発生ガス影響を評価できることがTRU廃棄物処理処分における安全上の懸念事項の払拭に重要である。評価モデルの構築には特にデータ取得に長期間を要し、先端的実験/分析装置が必要、かつ専門的な知識が必要である。ここでは、発生ガス影響評価に関する研究の全体概要について報告する。

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