[2D16-19] Material

[2D17] Study on mechanical properties of cementitious materials in coastal geological disposal

Changes in mechanical properties of cementitious materials by interactions with groundwater components assumed in coastal areas

*masahito shibata¹, Masaya Ida¹, Shinya Hasegawa¹, Hiroyuki Sakamoto², Noriyuki Maruyama², Daisuke Hayashi², Hitoshi Owada² (1. Taiheiyo Consultant Co.,Ltd., 2. Radioactive Waste Management Funding and Research Center)

Keywords:TRU Waste, Concrete Supporting, Groundwater, Cement Pastes, Concrete, Mechanical Strength

放射性廃棄物の地層処分においては、多重バリアシステムの成立性や安全性に係る信頼性を向上させることが重要である。沿岸部における地層処分では、淡水系と海水系の地下水の混合などの多様な地下水の組成が想定される。本研究は、処分施設の坑道におけるコンクリート支保工の空洞安定性評価に係る情報として、地下水の化学組成とセメント系材料の化学変質による力学的特性の関係を体系的な整理を目的とする。沿岸部近傍の地下水、約70地点の化学成分を体系化して分類することで、これらを代表する模擬地下水を選定し、各種セメント系材料の浸漬試験を実施した。その結果、セメント成分のCaの溶脱や地下水成分のSの浸透により力学的特性は低下する。一方で、接液面に生成した炭酸塩鉱物やMg水和物により、化学成分の移行が抑制される現象を確認した。これらの結果より地下水組成とセメント系材料の強度特性との関連について体系的な整理を試みた。