2023年秋の大会

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一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-3 原子力施設の廃止措置技術

[2F19-22] 原子力施設の廃止措置2

2023年9月7日(木) 17:10 〜 18:20 F会場 (オークマ工学機械工学館2F 講義室)

座長:井口 幸弘(福井大)

17:25 〜 17:40

[2F20] 「もんじゅ」廃止措置第2段階

(2)「もんじゅ」ナトリウムの保有リスク低減

*西野 友貴1、倉本 新平1、成瀬 恵次1、西野 一1、後藤 健博1、竹内 徹1 (1. 国立研究機関法人日本原子力研究開発機構)

キーワード:高速炉、ナトリウム、もんじゅ、廃止措置

「もんじゅ」の廃止措置は、化学的に活性な液体ナトリウムを保有する炉心及び炉外燃料貯蔵槽に燃料体が存在する残留リスクの除去を最優先に行うこととし、令和4年10月に全ての燃料体を燃料プールへ移送した。その後、更なるリスク低減として、液体ナトリウムの保有範囲を縮減すべく冷却系配管内に保有していた液体ナトリウムを全てタンクへ移送し、漏えいリスクがない固化ナトリウムとした。「もんじゅ」においては、冷却系を3系統設置しており、常に1系統以上の運転を想定した設計であるため、本件は過去に実績がない初めての試みとなった。関連設備への影響評価を含む事前のリスク検討、専用手順書の策定及び種々の運用変更等の課題に対処し、液体ナトリウムの保有リスク低減を達成した。

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