2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-3 原子力施設の廃止措置技術

[2F19-22] 原子力施設の廃止措置2

2023年9月7日(木) 17:10 〜 18:20 F会場 (オークマ工学機械工学館2F 講義室)

座長:井口 幸弘(福井大)

17:40 〜 17:55

[2F21] 「もんじゅ」廃止措置第2段階

(3)ナトリウム機器解体に向けた検討及び残留ナトリウムの評価

*磯部 祐太1、林 長宏1、谷垣 考則1、三好 伸明1、川名子 翔1、小幡 行史1、小林 孝典1 (1. JAEA)

キーワード:もんじゅ、廃止措置、残留ナトリウム、ナトリウム処理

「もんじゅ」の廃止措置を進める中で、系統内のナトリウムは漏えいリスクを低減するために順次、抜取してタンクに固化するが、配管・機器等においては内部表面にナトリウムが付着し、構造上滞留する箇所や狭隘部においてはナトリウムが残留する。ナトリウムは化学的に活性であるため、ナトリウム機器を安全に解体するためには、残留ナトリウムの量や影響を事前に把握しておくことが重要となる。「もんじゅ」のナトリウム機器に対して残留ナトリウム量の机上評価を行い、すべてのナトリウム機器において少なからず残留ナトリウムが存在すること及びその残留量を把握した。また、机上評価の検証の一環として、配管・機器内の実際の残留ナトリウムの状況を確認するためにガンマ線透過撮影を行い、机上評価の結果と大きな差異がないことを確認した。今後、残留ナトリウムの回収や処理等について計画を進める。