2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 302-1 新型炉システム

[2H06-09] 溶融塩炉2

2023年9月7日(木) 10:55 〜 12:00 H会場 (ES総合館2F ES022)

座長:嶋田 廉(MFBR)

11:40 〜 11:55

[2H09] なぜ未だに溶融塩炉が実現していないのか?

ー液体燃料の原子炉がもつ技術課題を中心にー

*木下 幹康1 (1. 九大)

キーワード:熔融塩炉、溶融塩炉、原子炉設計、液体燃料、弗化物燃料、塩化物燃料、高速炉

溶融塩を燃料(液体状態)として1960年代に稼働した溶融塩炉は、メルトダウンが原理的に生じず球形炉心の幾何学から中性子物理的に高効率でありながら実用炉として採用されず、すでに半世紀が経過した。その理由を技術的な議論を中心に整理発表し、技術を中心に各側面の専門家との討議を期待したい。