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[2H11] 炉心溶融のない高温ガス炉コジェネプラントの開発 その4
(1)炉心の検討
キーワード:高温ガス炉、核特性、熱特性
三菱重工業が開発をすすめる高温ガス炉は、固有の安全性を有し、かつ高温の熱が取り出せる特徴を有する。原子力によるカーボンフリー高温熱源として大量かつ安定的な水素製造により、鉄鋼をはじめとした産業分野の脱炭素化へ貢献することを目指している。本稿では、炉心熱出力150~200MWt、出口温度850~950℃の高温ガス炉を対象に、反応度係数、燃料温度、反応度停止余裕等の核・熱特性の観点から、炉心形状、制御棒配置、燃料濃縮度等を検討した結果を報告する。