[2H13-15] 自己作動型炉停止機構

[2H13] ナトリウム冷却高速炉における自己作動型炉停止機構の性能評価に関する研究

(1)全体概要

*相澤 康介¹、山野 秀将¹、松永 尚子²、中村 博紀³、嶋田 廉³、内田 昌人⁴ (1. JAEA、2. MHI、3. MFBR、4. 原電)

キーワード：ナトリウム冷却高速炉、自己作動型炉停止機構

次世代ナトリウム冷却高速炉では、異常な過渡時スクラム失敗事象（ATWS）対策に受動的炉停止系として自己作動型炉停止機構（Self-Actuated Shutdown System：SASS）を採用している。SASSは、温度感知合金が温度上昇により磁性が変化する特性を利用して炉心出口の温度上昇に伴い受動的に制御棒を落下させる機構であり、SASSを有効に機能させるためには、燃料集合体からの高温流体を速やかに温度感知合金まで導くことが重要となる。本発表では、次世代ナトリウム冷却炉のSASS性能評価手法の研究計画及び研究の現状を報告する。