11:00 〜 11:15
[2I05] 全方位指向性検出器FRIEの開発 3
β・γ線源を用いた特性試験とフィールド測定
キーワード:放射線イメージング、β・γ線測定、全方位計測、フラクタル
自己相似形のフラクタル形状であるSierpinskiの四面体形状の放射線検出器を開発している。正四面体の放射線センサーをユニットとして、16個のGAGGシンチレータをSierpinskiの四面体形状に配置しセンサー間に重金属を充填した。3次元的な配置から、あらゆる方向からの放射線の入射に対して効率よく計数する。16個のシンチレータの全計数率は入射方向に対してほぼ同感度であるにも関わらず、個々のシンチレータの計数率から放射線の入射方向の特定が可能となる。本発表では、前回の発表をもとに新たに開発整備した測定器のβ・γ線源を用いた特性試験とフィールド測定結果について報告する。