10:45 〜 11:00
[2J05] 原子力災害時における車両汚染検査の最適化手法の研究
(2) 可搬型車両用ゲート型モニタの新たな配置方法の有用性の基礎的検討
キーワード:原子力災害、UPZ、汚染検査、可搬型ゲート型モニタ、指定箇所検査
原子力災害時に避難する住民が乗っている車両は汚染検査(避難退域時検査)を受けることになっており、タイヤとワイパー部を測定してスクリーニングする運用が定められている。可搬型車両用ゲート型モニタの導入によって、タイヤ検査の迅速化は見込まれているが、ワイパー部を同時検査することは困難であるため、さらなる迅速化には課題がある。本研究では、タイヤ及び/又はワイパー部の同時検査を目的に、検出器の配置を工夫して各汚染を弁別することを試みた。配置方法の有用性と、現実的な汚染を想定した時の検出器の応答についてシミュレーション計算を行った結果を報告する。