2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 401-1 原子炉機器,輸送容器・貯蔵設備の設計と製造

[2K01-03] 原子炉機器

2023年9月7日(木) 10:15 〜 11:05 K会場 (ES総合館3F ES031)

座長:熊野 秀樹(中部電力)

10:15 〜 10:30

[2K01] シビアアクシデント環境に対応したバタフライ弁の開発

*亀井 慎一郎1、平澤 大助1、小野寺 賢司1、酒村 恵介2、佐々木 慶治2 (1. 日立GE、2. 岡野バルブ)

キーワード:バタフライ弁、シビアアクシデント

原子力発電所のシビアアクシデント対策強化において、格納容器内の圧力を逃がすためにフィルターベントシステムの設置が進められている。フィルターベントシステムは全電源喪失時でも確実に作動することが要求され、このシステムに使用されるバタフライ弁は、シビアアクシデント環境下(高放射線量、高温流体)においての確実な作動および弁座シール性能を確保することが要求される。これら要求事項を実現するために放射性物質を含む高温の蒸気に対するシール性を高めたバタフライ弁の開発を行った。実機を用いた性能試験(隔離弁漏えい試験、一般性能試験、作動性能試験、耐久試験)により要求を満足できることを確認した。