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[2M08] MoveluX炉心における炉心温度分布に対するγ発熱の影響評価
キーワード:vSMR、マイクロ炉、γ発熱、核熱連成
MoveluXは減速材に水素化カルシウムを採用しているが,800℃以上で水素が乖離するため減速材温度800℃以下が設計上の熱的な制約の一つとなる.これまでの検討でヒートパイプを減速材と燃料要素の間に配置し,断熱材として機能させることで減速材温度をヒートパイプ温度とほぼ同等に保つことが出来ることを示したが,過去の検討では燃料領域のみの発熱を考慮していた.一方で実際にはガンマ線による発熱が存在し,ガンマ線はヒートパイプを透過して減速材を発熱させると考えられる.本研究では光子・中性子輸送計算によりガンマ線の発熱を考慮し,減速材の温度への影響を評価した.