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[2N03] コピュラ乱数による損傷相関を考慮した地震リスク評価法の提案
キーワード:コピュラ、損傷相関、地震リスク、モンテカルロシミュレーション、乱数
従来は、損傷相関を考慮した地震リスク評価を行うために、応答と耐力の分布に相関を考慮したモンテカルロシミュレーションを行う必要があった。しかしながら、標準のフラジリティ曲線や、既往のフラジリティ曲線を活用しようとした場合、応答と耐力の分布に分解するのは労力がかかる。この問題を解決するために、コピュラにしたがう乱数を用いてモンテカルロシミュレーション手法を提案している。コピュラは、多変量確率分布間の多様な依存関係を、周辺分布(各確率変数の分布)と分布間の依存構造(相関係数)によって表現する事ができる特徴を有する。このコピュラにしたがう乱数を用いることにより、損傷相関を有するシステムの地震リスク評価を簡便に行うことが可能である。