2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 403-1 リスク評価技術とリスク活用

[2N06-09] 地震PRA2

2023年9月7日(木) 10:55 〜 12:00 N会場 (工学部5号館2F 521)

座長:牟田 仁(東京都市大)

11:10 〜 11:25

[2N07] 地震PRAにおける炉心損傷直結シナリオの精緻化に係る産業界の取り組みについて (パイロット評価について)

*渡邉 貴裕1、鈴江 和昌2、原口 龍将3、加藤 貴士4、松中 修平5、藤岡 文平6、豊嶋 謙介7 (1. 東電HD、2. 関西電力、3. MHI、4. 東芝ESS、5. テプシス、6. 日立GE、7. 原子力エンジ)

キーワード:地震PRA、専門家判断、炉心損傷直結、リスク情報活用

現状の地震PRAは,一般に,炉心損傷に至るシナリオを詳細に展開することが困難な起因事象(建屋,原子炉格納容器,原子炉圧力容器等の損傷)を炉心損傷に直結すると仮定している等の評価手法の保守性に起因して,保守的な結果を与えるものとなっており,プラントの脆弱性を特定するなどのリスク情報活用の観点から改善が必要である。この“炉心損傷直結シナリオ”の問題について我々産業界は,国内外における”専門家判断の活用”に関する方法論に着目し,シナリオを精緻化するための専門家判断を適用するプロセスを構築した。次の段階として,実機プラントへの適用性を確認するためのパイロット評価を実施する。