[2N06-09] 地震PRA2

[2N08] 電路類のフラジリティ高度化に関する研究（第1報）計画概要

*樋口 智一¹、奥 達哉¹、福岡 朋之¹、丸山 直伴²、小杉 慎司³、原口 龍将⁴、板東 雅嗣⁵、下迫田 隆太⁶、久富 伸一⁶、立澤 遼太郎⁶ (1. 東芝ESS、2. 日立GE、3. 日立、4. MHI、5. MHI NSエンジ、6. 東電HD)

キーワード：電路、ケーブル、ケーブルトレイ、試験、耐力、フラジリティ

電路のうちケーブルトレイのフラジリティ評価では、ケーブルトレイ本体又はサポートの構造的損傷により、ケーブル自体も損傷し電気的機能が喪失することを想定している。しかし、ケーブルトレイ本体又はサポートが損傷したとしてもケーブル自体の損傷に至らず、ケーブルの電気的機能は維持される場合も考えられるため、現状のフラジリティ評価は保守的な評価となっている可能性がある。ケーブル自体の電気的機能に対する耐力がケーブルトレイ本体またはサポートの耐力よりも大きいことを確認できれば、ケーブルトレイのフラジリティの高度化を図ることができると考えられる。そこで、ケーブルの電気的機能に対する耐力を確認する試験を新たに実施することとし、全体計画を策定した。これまでに、原子力発電所の安全上重要な設備に使用されるケーブル仕様を調査し、ケーブルにどのような荷重が作用するか解析により確認するとともに、ケーブル耐力試験計画を策定した。