2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 402-1 原子力安全工学(安全設計,安全評価,マネジメント)

[2O01-06] 事故挙動評価,防災

2023年9月7日(木) 09:30 〜 11:00 O会場 (工学部5号館2F 522)

座長:木藤 和明(日立GE)

09:30 〜 09:45

[2O01] FFRD事象におけるペレット片のグリッド上堆積挙動評価試験

*清水 勇希1、小方 宏一1、篠原 靖周1、大和 正明2 (1. MHI原子力研究開発株式会社、2. 三菱重工業株式会社)

キーワード:FFRD、ペレット細粒化、ペレット放出、放出ペレットの堆積、炉心冷却性、高燃焼度燃料、LOCA

LOCA時に高燃焼度燃料で想定されるFFRD(Fuel Fragmentation, Relocation and Dispersal)事象において、細粒化したペレット片が燃料棒外へ放出され、グリッドの上部や被覆管とグリッドの隙間に堆積することが考えられる。堆積したペレット片からの崩壊熱や冷却流路の閉塞により堆積部やその下流側で温度上昇が想定され、ペレット片の堆積分布及び堆積状態が炉心全体及び局所の冷却性に影響する。このような状態に関する実験的手法による知見が少ない。
今般我々は、未照射17×17 PWR燃料棒模擬バンドル体系を用いて、FFRD事象におけるペレット片の放出及び堆積挙動を模擬する試験装置を開発した。また、当該装置を用い、ペレット片の放出及び堆積挙動に関わるパラメータ(放出方位、軸方向高さ、放出圧力)がペレット片の堆積状態に影響することを確認した。

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