2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 402-1 原子力安全工学(安全設計,安全評価,マネジメント)

[2O01-06] 事故挙動評価,防災

2023年9月7日(木) 09:30 〜 11:00 O会場 (工学部5号館2F 522)

座長:木藤 和明(日立GE)

09:45 〜 10:00

[2O02] サブクールフローボイリングにおけるOsvの発生に及ぼす気泡の合体の役割

*グエン タインビン1、大川 富雄、辻村 玲摩 (1. 電気通信大学)

キーワード:subcooled flow boiling、onset of significant void、bubble coalescence

POSV時の臨界サブクーリングは、利用可能な相関式により妥当な精度で計算できるが、OSVを引き起こすメカニズムはまだ十分に理解されていない。大川(2021)が提案した気泡合体ベースの機構モデルは、OSV時のサブクール条件予測において経験則と良い一致を示している。そこで本研究では、サブクールフロー沸騰における有意なボイド(OSV)の発生における気泡合体の役割の可能性を検討するための実験を実施した。OSV発生前および発生中の気泡ダイナミクスの観察には高速度カメラ(HSC)を用い、OSV発生時の流路のグローバルおよびローカルボイド率の測定にはガンマ濃度計およびボイドプローブを用いた。