2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 402-1 原子力安全工学(安全設計,安全評価,マネジメント)

[2O11-14] 新型炉

2023年9月7日(木) 14:45 〜 15:50 O会場 (工学部5号館2F 522)

座長:松場 賢一(JAEA)

15:00 〜 15:15

[2O12] 高温ガス炉用被覆燃料粒子からのセシウム拡散放出に関する研究

*吉野 匡紀1、澤 和弘1、相原 純2 (1. 北大、2. JAEA)

キーワード:高温ガス炉、被覆燃料粒子

高温ガス炉燃料では、被覆燃料粒子によって核分裂生成物の放出を防いでいるが、セシウムといった金属性FPの一部の核種は被覆層が破損した粒子からの放出に加え、被覆層が健全である粒子からの拡散放出を考える必要がある。先行研究では、セシウムの放出割合の計算値が実験値と比較し1桁程度大きく評価され、本研究では放出割合の予測精度を向上させるためのより詳細なモデルの開発を行う。解析方法としてFORNAX-Aというフィックの法則を用いた計算コードを利用し、過去に行われた照射試験の結果との比較を行い、モデルの妥当性を確認する。 計算を行ったところ、計算結果は実験の値よりも過大評価となることが確認され、これはFORNAX-Aで用いている計算上の仮定によるものと考えられ、この改善を図っていく。

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