16:05 〜 16:20
[2O16] PWRにおける大規模漏えい時の建屋水素排気の有効性
(2)詳細なアニュラス形状による水素拡散・混合解析
キーワード:PWR、水素、大規模漏えい
(1)ではアニュラス部の水素濃度が均一であるとした簡易評価モデルを用いて漏えい量や排気風量を変数とした感度評価を実施したが、(2)ではアニュラス部の実機体系を模擬した詳細流動解析(CFD)を実施することにより、水素濃度分布や排気時の水素濃度変化を評価した。
混合性の観点で極端に厳しい条件となる高濃度、大規模な漏えいを仮定した場合でも、漏えい気体自体が流動の駆動源となって混合が促進されるため、現実的なタイミングで排気設備を起動することにより、高水素濃度の領域が生じることなく、速やかに水素濃度を低減できることが確認できた。
混合性の観点で極端に厳しい条件となる高濃度、大規模な漏えいを仮定した場合でも、漏えい気体自体が流動の駆動源となって混合が促進されるため、現実的なタイミングで排気設備を起動することにより、高水素濃度の領域が生じることなく、速やかに水素濃度を低減できることが確認できた。