2023年秋の大会

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一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-2 放射性廃棄物処分と環境

[3D06-10] 低レベル放射性廃棄物2

2023年9月8日(金) 10:50 〜 12:10 D会場 (IB電子情報館2F 大講義室)

座長:桜木 智史(原環セ)

11:20 〜 11:35

[3D08] 原子力発電所から発生する焼却灰に対する処分方策について

(1)焼却灰の処分に向けた課題と対策全般

*福田 和大1、北村 正志1、駒月 誠治2、岩崎 満3、本山 光志4 (1. 関西電力、2. 中部電力、3. 東北電力、4. 日揮)

キーワード:低レベル放射性廃棄物、焼却灰、セメント固化、分配係数、原廃棄物分析法、埋設処分

原子力発電所から発生する焼却灰は、発電所の運転開始以降、現在に至るまで発電所にて未処理の状態で保管貯蔵されている。このため、焼却灰を低レベル放射性廃棄物処分場に搬出するために、①廃棄体化方法、②放射性核種の移行挙動(分配係数)、③放射能濃度の評価方法(原廃棄物分析法の適用)、④ガス発生影響について検討を行ってきた。①向けには、小型混練固化体などとしてセメント固化するための試験、②向けには、セメント固化体自体及び焼却灰に含まれる成分の分配係数試験、③向けには、発電所で焼却灰を収納している保管容器内の放射能濃度の均一性、④向けには、ガス発生速度の試験を実施してきている。この結果、いずれの課題についても、埋設処分が可能な見通しを得ることができたため、本報告では、これらの検討結果の概要について報告する。