2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-1 放射性廃棄物処理

[3E06-09] 核種分離2

2023年9月8日(金) 10:50 〜 11:55 E会場 (オークマ工学機械工学館1F オークマホール)

座長:高畠 容子(JAEA)

11:35 〜 11:50

[3E09] 金属有機ナノ空間材料を用いた白金族元素の回収:

(IV) フェロシアン化銅を用いたパラジウムイオンの高選択収着

*村上 淳哉1、中谷 真人1、尾上 順1 (1. 名大)

キーワード:有機金属ナノ空間材料、プルシアンブルー類似体、白金族元素、 電気化学、酸化還元状態、選択収着性能

高レベル放射性廃液に含まれている白金族元素(PGMs)やモリブデン(Mo)がガラス固化プロセスで問題(通電によるジュール加熱の不調やガラス流下性低下・不調・閉塞などの事象)となっている。これまで金属配位高分子の1つであるプルシアンブルー(PB)やその類似体(PBA)が既往の収着材(活性炭やゼオライトなどの粘土層)に比べてPGMs・Moに対して高い収着性能を有することを見出したが, 収着平衡に1ヶ月程度と長時間を要する課題もわかってきた。前回は、ロジウム(Rh)イオンに対してRhイオンの拡散を電気化学的に加速するとRh収着性能が一桁以上向上することを報告した。本研究では、二価金属イオンのみから構成されるフェロシアン化銅薄膜を用いてパラジウム[Pd(Ⅱ)], ルテニウム[Ru(Ⅲ)], およびRh(Ⅲ)イオンが共存する溶液中での収着特性を調べたところ、Pd(Ⅱ)イオンの高い選択収着特性が得られたので報告する。

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