2023年秋の大会

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VII. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[3J01-08] 福島1

2023年9月8日(金) 09:45 〜 11:55 J会場 (ES総合館2F ES025)

座長:山澤 弘実(名大)

10:45 〜 11:00

[3J05] 福島における放射性物質分布調査

(5) PHITS及びGEANT4コードを用いた高エネルギーβ線起因の制動輻射光子による線量評価計算の比較

*志風 義明1 (1. JAEA)

キーワード:制動輻射、線量評価、高エネルギーβ線、PHITS、GEANT4、付与エネルギースペクトル、吸収線量

福島第一原子力発電所事故により原子炉建屋内に飛散した放射性核種のうち、90Sr(90Y)などの高エネルギーβ線源は、建屋内部の壁や床や室内構造物の物質中で制動放射線を生成するので、作業者の被ばく管理上、制動放射線による線量評価も必要である。ここでは、シミュレーション計算を用いた制動放射線による線量の評価計算の精度を知るために、PHITSコードとGEANT4コードを用いて計算結果の比較を行った。計算では、上流からβ線源、各種遮蔽板(厚さ1.0~40mmの鉛、銅、アルミニウム、ガラス、ポリエチレン)、その背後に水円柱を評価物質として設定し、評価物質における付与エネルギースペクトルと吸収線量を計算した。 制動放射線による影響を取得し、両計算コードの特性と相違点を調査した。本発表では計算方法や比較結果について報告する。

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