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[3L01] 種々の照射欠陥をもつタングステン-10%レニウム合金のD+He混合プラズマ照射における重水素滞留挙動
キーワード:タングステン-レニウム合金、水素同位体挙動、照射欠陥、D+He混合プラズマ照射
プラズマ対向材料での水素同位体滞留挙動に及ぼすRe添加効果は核融合炉実機での評価の観点から重要である。サンディア国立研究所にあるDPE装置を用いてD+He混合プラズマ照射における重水素滞留挙動を種々の照射損傷をもつW-10%Re合金を用いて明らかにした。 その結果、主な重水素の脱離は900 K付近であった。混合プラズマ照射が523Kと比較的低温であったため、W-10%Reの重水素滞留量はWよりも多かった。1 dpaの照射損傷をもつW-10%Reでは高いDおよびHe滞留量を示した。照射損傷を導入することで重水素脱離ピークは高温側にシフトしたが、Heは大きく変化しなかった。そのため、照射損傷やHe捕捉サイトには大きな影響を与えないと考えられる。