2023年秋の大会

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VI. 核融合工学 » 601-5 核融合中性子工学

[3L03-05] 核融合中性子源

2023年9月8日(金) 10:35 〜 11:25 L会場 (ES総合館3F ES033)

座長:大矢 恭久(静岡大)

11:05 〜 11:20

[3L05] 核融合中性子源の液体Liターゲット中不純物の放射化解析

*見城 俊介1、小柳津 誠1、太田 雅之1、権 セロム1、落合 謙太郎1、佐藤 聡1 (1. 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構)

キーワード:A-FNS、液体金属、モンテカルロコード、FISPACT

核融合中性子源施設は、液体Liターゲットへ重陽子ビームを照射して中性子発生を行う。本施設の設計において、高エネルギー粒子の反応により生成される放射性物質の線量評価が不可欠である。このうち、液体Li中不純物の放射化量およびその施設への影響は十分に検討されていない。そのため本研究では、重陽子および中性子と液体Li中不純物の反応により生成される放射性物質について解析を実施した。重陽子による放射化は重陽子ビームのフットプリントを対象とし、中性子の放射化は中性子照射場であるテストセル内を対象とした。発生する中性子のスペクトルの計算は、輸送計算コードMCNPを用いて実施した。放射化解析は放射化計算コードFISPACT-IIを用いて、核融合中性子源施設を一年間運転した場合に生成される放射化物の放射能を計算した。本検討により核融合中性子源施設の放射線安全設計に資するデータが取得された。本研究はIFMIF/EVEDAプロジェクトの一環として実施された。