2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 201-1 原子核物理,核データ測定・評価・検証,核反応工学

[3N01-04] 光核反応

2023年9月8日(金) 09:30 〜 10:35 N会場 (工学部5号館2F 521)

座長:牧永 あや乃(理研)

10:15 〜 10:30

[3N04] 数十MeV領域における光中性子二重微分断面積の高エネルギー成分の再現

*竹下 隼人1、小迫 和明1、木下 哲一1、能任 琢真1 (1. 清水建設)

キーワード:光核反応、中性子、疑似重陽子、TALYS、二重微分断面積

高エネルギー光子を利用する施設における遮蔽設計では、遮蔽体などの光核反応により発生する中性子の量を正しく評価する必要がある。現在の遮蔽計算で利用されている核データファイルは、高エネルギーの中性子量を過小評価することが確認されている。そこで本研究では、高エネルギー中性子が発生する機構として疑似重陽子の分解反応に着目し、中性子二重微分断面積の高エネルギー成分の再現性に関して検討した。