2023年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 402-1 原子力安全工学(安全設計,安全評価,マネジメント)

[1C07-10] FP挙動

2023年3月13日(月) 14:45 〜 15:50 C会場 (11号館2F 1106)

座長:金井 大造(電中研)

15:30 〜 15:45

[1C10] SA時のFP挙動モデルの評価

4. SAコードにおける化学反応モデルの検討

*唐澤 英年1、三輪 周平1、木野 千晶2 (1. JAEA、2. エネ総研)

キーワード:CsI 蒸気、化学反応、CsOH、揮発性ヨウ素、SAMPSONコード

CsI蒸気の挙動を評価するために行われた温度勾配管を用いたTeRRa実験では、揮発性のヨウ素の生成が報告されている。今回、化学反応モデルを組込んだSAMPSONを用いて、このTeRRa実験解析を行い、CsI化学反応挙動とエアロゾル生成・沈着挙動を評価した。CsI蒸気と水蒸気の反応によりCsOHと揮発性ヨウ素HIが生成した。また、過飽和分のCsIとCaOHの蒸気からエアロゾルが生成し、一部が熱泳動により壁面に沈着した。これら解析結果はTeRRa実験結果の傾向を説明でき、化学反応モデルの妥当性を確認できた。