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[1C10] SA時のFP挙動モデルの評価
4. SAコードにおける化学反応モデルの検討
キーワード:CsI 蒸気、化学反応、CsOH、揮発性ヨウ素、SAMPSONコード
CsI蒸気の挙動を評価するために行われた温度勾配管を用いたTeRRa実験では、揮発性のヨウ素の生成が報告されている。今回、化学反応モデルを組込んだSAMPSONを用いて、このTeRRa実験解析を行い、CsI化学反応挙動とエアロゾル生成・沈着挙動を評価した。CsI蒸気と水蒸気の反応によりCsOHと揮発性ヨウ素HIが生成した。また、過飽和分のCsIとCaOHの蒸気からエアロゾルが生成し、一部が熱泳動により壁面に沈着した。これら解析結果はTeRRa実験結果の傾向を説明でき、化学反応モデルの妥当性を確認できた。