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[1H09] Am/Cm分離用抽出剤ADAAMを使ったバッチ式多段抽出試験
キーワード:Am、Cm、相互分離、ADAAM、溶媒抽出
原子力機構で開発した含窒素3座配位ジアミド抽出剤のADAAMは硝酸-ドデカン系で分離比およそ6という高いAm/Cm分離性を示した。マスキング剤を組み合わせてより高い分離性取得を目指したが、現在までに良好なマスキング剤を把握できていない。そこで、ADAAM単独でAm/Cm分離についてバッチ式多段抽出試験を試みた。本試験方法の有意点の一つとして、試料溶液量を少なく個人で簡便に実施できる。フィード液3段、洗浄9段、有機相11段の多段抽出によって、有機相中Am 96.47 %回収に対し、共存Cmを1.06 %に抑えることができた。一方、やや低い分離比のために最初アクチノイドを添加するフィード液は分離後数倍の廃液量に増える可能性がある。そこで、分離後廃液の濃縮についても検討する。