2023年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-1 放射性廃棄物処理

[1I12-16] ガラス固化4

2023年3月13日(月) 15:50 〜 17:10 I会場 (13号館1F 1313)

座長:浜田 涼(原環セ)

16:20 〜 16:35

[1I14] 放射性廃棄物の減容化に向けたガラス固化技術の基盤研究

(113)廃液多様化に対応したガラス溶融炉の運転性への影響検討

*中野 邦彦1、宮嶋 篤海1、多田 晴香1、鬼木 俊郎1 (1. IHI)

キーワード:高燃焼度燃料廃液、MOX燃料廃液、ガラス固化技術

将来的な使用済燃料の多様化に向け,高燃焼度燃料廃液およびMOX燃料廃液を対象としたガラス固化技術の開発を進めている。高燃焼度燃料廃液のガラス溶融炉における運転性への影響についての基礎検討を目的として実施した管状炉を用いた溶融試験では,高燃焼度燃料廃液が標準燃焼度燃料廃液と同等の固化体製造速度で溶融ガラス化処理可能である見通しが得られ,ガラス化状態も健全であった。また,MOX燃料廃液の濃縮手法として検討を進めている,廃液を粉体・顆粒化する前処理技術について,廃液供給と廃液前処理化物供給とのガラス溶融炉における運転性への影響差異に関する基礎検討を目的として,リファレンスデータを有する高燃焼度燃料廃液とその模擬前処理化物を対象とした管状炉試験も併せて実施し,廃液供給形態の違いによるガラス溶融炉における運転性差異の見通しについて評価した。