2023年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 302-1 新型炉システム

[1L11-14] 新型炉設計技術1

2023年3月13日(月) 15:35 〜 16:40 L会場 (13号館2F 1323)

座長:田中 正暁(JAEA)

16:05 〜 16:20

[1L13] ベイズ最適化を用いた均質2領域炉心の設計最適化に関する検討

*桑垣 一紀1、横山 賢治1 (1. JAEA)

キーワード:ベイズ最適化、炉心設計最適化、均質2領域炉心、ナトリウム冷却高速炉

原子力機構で開発を進めている設計最適化支援ツールARKADIA-Designの機能の一部として、自動で炉心・燃料設計パラメータを最適化するシステムの整備を実施している。従来の炉心設計では基本的に、設計者が経験と知識をもとに設計変数を調整し、最適仕様を提示してきたが、本システムではこれらの作業を自動化し、設計最適化にかかる期間を短縮するような設計支援ツールを提供することを目指している。本研究では、均質2領域炉心の核設計を対象とした、複数制約条件付きの2変数単目的最適化例題を設定し、最適化アルゴリズムの候補であるベイズ最適化手法により、この例題の最適解が自動的に求まることを示した。これにより、自動最適化計算の成立性、及び本システムの実設計への適用可能性について確認した。