2023年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 302-1 新型炉システム

[1L15-17] 新型炉設計技術2

2023年3月13日(月) 16:40 〜 17:30 L会場 (13号館2F 1323)

座長:大谷 知未(MFBR)

16:40 〜 16:55

[1L15] 原子炉構造レジリエンスを向上させる破損の拡大抑制技術の開発

(20) 壊れ方が破局的でない受動安全構造の提案

*笠原 直人1、出町 和之1、佐藤 拓哉1、一宮 正和1、山野 秀将2、中村 いずみ3 (1. 東京大学、2. 原子力機構、3. 防災科研)

キーワード:原子炉構造、設計想定を超える事象、耐破局的破損、受動安全構造、高速炉

設計想定を超える事象に対する構造強度分野における新しい対策として、壊れ方が破局的でない受動安全構造を提案している。受動安全構造とは、安全機能への影響の小さな破損モードが先行して荷重を自然に低減させ、機能喪失に至る破局的な破損を起こさない構造である。次世代高速炉の冷却機能喪失事故時と過大地震時の原子炉容器と配管を例として、具体策の検討を進めている。