2023年春の年会

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VII. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[2B10-13] 原子力防災・緊急時対応等

2023年3月14日(火) 14:45 〜 15:50 B会場 (11号館1F 1102)

座長:砂川 武義(福井工大)

15:30 〜 15:45

[2B13] 避難指示区域における屋外作業時の被ばく線量評価

*斎須 要文1、内山 恵三1、石井 利明1、安藤 維彦1、上野 敏弘1、中山 和美2、佐藤 里奈2、吉村 和也2、眞田 幸尚2 (1. 東京電力HD、2. JAEA)

キーワード:個人線量、空間線量率、福島第一原子力発電所事故

福島県浜通りにおける被ばく実態を表す個人線量は、今後の復興における重要な情報の一つであるが、避難指示解除等が予定されている被災地域において、まとまった規模の個人線量報告は少なく、空間線量率と個人線量の関係も十分に検討されていない。東京電力ホールディングスは、事故以降、現地で福島復興活動の一環として除草等に従事している。そこで、福島県浜通りにおける作業時の個人線量取得を目的に、勤務時間中に社員が分単位で計測できる個人線量計とGPSを携行し、行動記録表に行動内容を記録した。避難指示解除区域、特定復興再生拠点区域、および特定復興再生拠点外において得られた個人線量データの解析結果を報告する。併せて、各種モニタリング手法により取得された空間線量率データを用い、個人線量との関係を解析した結果について報告する。