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[2E06] PIGE分析により得られた陽子ビームの不確かさがPIXE分析の定量評価に与える影響の研究
キーワード:PIXE分析、PIGE分析、スペクトル解析ソフトGUPIX、イオン化断面積、都市大タンデム加速器
東京都市大学のペレトロン・タンデム加速器は、主に荷電粒子励起X線放出(PIXE)に利用されている。現在、PIXEスペクトルから定量値を算出するために、スペクトル解析ソフトGUPIXを採用されている。しかし、陽子エネルギーの不確かさがある場合、定量値を正確に算出することが難しい。それは、PIXE分析において陽子ビームの不確かさがイオン化断面積に影響を与え、発生するX線の生成量の不確かさに直結するからである。結果として、27Al(p,p'γ)27Al核反応によるPIGE分析により、約100 keVの不確かさがあることが分かった。本研究の目的は、この陽子エネルギーの不確かさが定量値にどれだけ影響を与えるか、様々な試料を活用し、検討することである。