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[2E16] 反対称化分子動力学における100-200MeV領域のp+12C, 27Al反応断面積の平均場模型依存性
キーワード:反対称化分子動力学、粒子生成、平均場、2核子衝突、核データ
本研究では反対称化分子動力学を用いる12Cと27Alに対する100-200MeV陽子入射反応の断面積計算における平均場模型依存性を調べた。重イオン入射反応においては最大で 500%程度の違いがあることが分かったが、陽子入射でも(p, xn) 反応の二重微分断面積で数倍程度の差があることが分かった。これまで中間エネルギーの核子入射反応反応ではカスケードモデルやQMDが用いられてきたが、データを再現できない場合の原因として平均場が考察されることは無かった。本研究により平均場が核子入射反応においても重要な差をもたらすことが分かった。