2023年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 501-1 基礎物性

[2F01-04] 基礎反応・基礎物性

2023年3月14日(火) 10:00 〜 11:05 F会場 (12号館3F 1232)

座長:佐藤 勇(東京都市大)

10:45 〜 11:00

[2F04] 高温領域におけるMOXのエンタルピー測定と比熱評価

*廣岡 瞬1、松本 卓1、加藤 正人1、小笠原 誠洋2 (1. JAEA、2. 検査開発)

キーワード:MOX、plutonium、エンタルピー、比熱、ドロップカロリメータ

酸化物燃料において比熱は熱伝導率の評価や過渡時の燃料温度評価に用いる基礎物性の一つである。1500℃を超えるような高温領域では、欠陥濃度の上昇に伴い比熱も上昇することが知られているが、文献によって数値のバラツキが大きく、また、MOXの比熱の報告例は僅かである。本研究ではドロップカロリメータを用いて最高2000℃までのMOX(Pu/metal=18 at%)のエンタルピーを測定し、比熱を評価した。また、過去に報告したUO2、PuO2及びMOX(Pu/metal=46 at%)の比熱のデータと比較することで、高温領域における比熱の上昇とPu含有率の関係を評価した。