[2F05-07] 機械学習・高速炉リサイクル・FP有効活用

[2F06] マイナーアクチニド含有低除染燃料による高速炉リサイクルの実証

(9)模擬FP含有MOX の微細組織及び熱伝導率

*堀井 雄太¹、廣岡 瞬¹、宇野 弘樹²、小笠原 誠洋²、田村 哲也²、山田 忠久²、古澤 尚也²、中道 晋哉¹、村上 龍敏¹、加藤 正人¹ (1. JAEA、2. 検査開発)

キーワード：MOX、熱伝導率、模擬FP、均質性、低除染燃料

高速炉燃料サイクルにおいて、有意量の核分裂生成物(FP)を含有することで、プルトニウムの核拡散抵抗性の向上及び再処理コストの低減を目的とした低除染燃料が検討されている。低除染燃料ペレットの熱物性研究の一環として、MOXに対して模擬FPとしてNd₂O₃とSm₂O₃を添加し、それらがMOX燃料の熱伝導率へ与える影響を評価した。熱拡散率測定及びEPMAによる元素分析の結果から、MOX中の模擬FPが不均質である場合は熱伝導率への影響は見られなかったが、均質に分布することで熱伝導率が低下することを確認した。