2023年春の年会

講演情報

一般セッション

VIII. 核不拡散・保障措置・核セキュリティ » 801-2 核不拡散・保障措置・核セキュリティ技術

[2H15-17] 核検知・核鑑識

2023年3月14日(火) 16:40 〜 17:30 H会場 (13号館1F 1312)

座長:芝 知宙(JAEA)

17:10 〜 17:25

[2H17] 第7回核鑑識共同試料分析演習(CMX-7)における核鑑識分析能力の評価

*松井 芳樹1、木村 祥紀1、海野 勇次1、細井 雅春1、松本 哲也1、篠原 伸夫1、山崎 斉1、山口 知輝1 (1. JAEA)

キーワード:核セキュリティ、核鑑識

日本原子力開発機構(JAEA)の核不拡散・核セキュリティ総合支援センター(ISCN)では、核物質及び放射性物質の起源や使用目的等の特定を目的とした核鑑識に関する技術開発を行っている。核鑑識についての情報共有及び核鑑識分析技術の向上を目的として、核鑑識国際技術ワーキンググループ(ITWG)が主催する共同試料分析演習(CMX)が定期的に開催されている。
今回、ISCNは第7回目の演習(CMX-7)に参加した。演習では濃縮度等の情報が隠されたウラン試料が配布され、各参加者が同位体比や不純物組成等の分析を実施し、試料情報の特定を目指した。本稿では、ISCN における本演習の分析結果等の概要を紹介するともに、演習終了後のレビューを踏まえたISCNの分析能力に関わる評価と今後の課題を報告する。